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北海道my eyesの2025年発売となる初作品。初、といえどDignity For Allという活動があってのこのバンドなので、新人バンド!というわけではありませんが、どんなミュージシャンであれ、最初の作品というのはやはり渾身のものなのではないでしょうか。私は特に何かを産み出したりはしないんで違うよと言われたらアッソッスカ…と言わざるを得ないところですが。でもやはり良いと思うんですよね…soul ameriaリリースの作品群が好みならば勿論聴いてほしい。ところで、どうしても歳をとるとあの頃のあれを求めてしまうのはしょうがないのでしょうか。あの頃は良かった今はつまらないなんていうおじさんになりたくないと思い続け、今を貪ろうとしておりますがやはり自分にとってのあの頃には抗いようもない何かが。自分にとってそれは1996-1999と2005-2007なんですけども。この頃に私はDFAを聴いておりませんでしたし、勿論myeyesは開始しておりません。だども、今作はそんなあの頃に囚われている自分に刺さるものであります。なんでしょうねえ。アートワークもあるのかしら。冷静に考えるとあの頃こういった作品をそんな聴いてないと思うんですが。自分の脳内はどうなっているのか。ラスト「No title」がインストでじわり…と終わるのがクール(あつい)。先にラストに触れてしまいましたが、その前というかB面一曲目「5:25」が良いです。エモいです。エモいという言葉を使うと若者に混じろうとするおじさん感が漂っていいですね。令和。それはそれとしてですね。歳を重ねたら文章力が向上するかなと思っておりましたが、努力をしないことには当然伸びませんで、伸びないどころか低下しているのを実感しております。ディストロを始めてから今までざっくり20年なんですが(20年しっかりやったわけではない)、ただの文章能力が低下したおじさんとなった今、自分より年上のミュージシャンの方々が生活をしながら新しい作品を産み出しているという事実にただただ感服するばかりなのです。感服してないでちゃんと書きなよと言われるかもしれませんが、私は今老犬を愛でるのに忙しいのです。[7inch]
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